DX Strategy
ODAJIのDX戦略
合同会社ODAJIが、自社の経営で取り組んでいるDX(デジタルトランスフォーメーション)の方針と戦略です。
代表メッセージ
環境の認識
生成AIとAIエージェントの進化により、調査、執筆、事務、開発といった知識労働を、少人数でも担えるようになりました。一方で、知識を伝えるだけの研修やコンサルティングは価値が下がり、自社で実装して運用した経験と、現場に定着させる力が問われるようになっています。
ODAJIにとって、この変化は機会でもあり、リスクでもあります。AIとデータを自社の経営に組み込めば、代表一人の会社でも、組織に近い生産力を持てます。組み込めなければ、提供する価値はAIに置き換えられていきます。
経営ビジョン
AIとデータを使いこなし、小さな会社でも大企業と肩を並べて価値を出せることを、自社の経営で実証する。その実践を、中小企業の変革に役立てる。
ビジネスモデルの方向性
ODAJIは、DX・AIとグローバルの二つの軸で、企業の現場の変革を支援しています。どちらの事業も、次の3つの方向で運営します。
- 自社の業務(情報収集、知識の管理、コンテンツ制作、営業、会計、監視)を、AIと自動化を前提に組み立て、少人数で高い生産性を実現する。
- 自社の運用で蓄積したデータ(運用の記録、失敗と改善の事例、実測値)を、支援サービス、研修、診断ツール、ニュースレター、書籍の内容に変える。
- 蓄積した知識データベースを使い、提案と制作の質と速度を高める。
DX戦略(4つの柱)
経営ビジョンとビジネスモデルの方向性を実現するために、次の4つの柱で取り組んでいます。
柱1 知識をデータとして蓄え、AIで活用する
- 取組
- AIの最新技術と事例、異文化理解などの記事を毎日自動で集めて要約し、データベースに登録しています。記事、事例、過去の原稿など約1万1千件の社内知識を、AIで検索できる基盤を運用しています。キーワードが一致しなくても、内容の近い知識を探し出せます。
- 自社の変革
- 個人の記憶に頼る仕事から、蓄えたデータと根拠に基づいて提案書、記事、研修資料を作る仕事へ変えています。
柱2 定型の業務を自動化する
- 取組
- 情報収集、営業案件の探索と選別、入金の確認、月次の損益レポートの作成、発信の作業を、自動化ワークフローで実行しています。
- 自社の変革
- 代表一人で担える業務の範囲を広げ、人は判断とお客様との対話に時間を使います。
柱3 AIとの協働を標準化し、品質を仕組みで保つ
- 取組
- 業務ごとの手順書、運用ルール、プログラムによる自動の確認、人が承認する操作の範囲を定めています。運用の記録をもとに、毎週と毎月、運用ルールを見直しています。
- 自社の変革
- 品質を、個人の注意力ではなく、仕組みと記録で保ちます。
柱4 自社の実践を、サービスと発信に変える
- 取組
- 運用の記録、失敗と改善の事例、実測値を蓄積し、支援サービス、診断ツール、ニュースレター、書籍の内容にしています。
- 自社の変革
- 自社で使って確かめたものだけを提供する事業の形にしています。
構築し、運用している仕組みの一覧は、実績のページに掲載しています。
推進体制と人材
推進体制
- 代表社員が、DX推進の責任者として、戦略の策定、実行、見直しを統括します。
- 実務は、AIツールと自動化の基盤が担います。取り返しのつかない操作(削除、外部への送信、公開)は、代表が承認してから実行します。
- 専門分野は、外部の専門家や協業先と連携して進めます。
人材の育成と確保
- 育成:代表自身が、AIの最新情報を毎日収集し、運用ルールを毎月更新することで、知識と技能を更新し続けます。
- 確保:外部の専門家や協業先との連携を広げます。あわせて、業務の手順書と知識データベースを整備し、新しく人を迎えたときに、短期間で業務を担える状態にしておきます。
ITシステム環境の整備
- 業務で扱う情報は、原則としてデジタルデータで管理します。紙や個人の記憶に頼らず、蓄えたデータをAIと自動化の仕組みから使える状態に保ちます。
- クラウドサービスを中心に構成します(データベース、文書管理、社内知識のAI検索基盤、自社のサーバーで運用する自動化ツール)。
- 生成AIとAIエージェントを、業務の標準ツールとして使います。
- すべての自動化の仕組みを、毎朝30項目で自動点検します。業務データは、毎日バックアップします。
- 自動化ワークフローを変更するときは、変更前の状態を保存し、変更の内容を自動で検査してから反映します。
- AIツールとクラウドサービスの利用に、継続して予算を確保します。
情報セキュリティについては、情報セキュリティ基本方針を定めています。
成果指標
DX戦略の達成度を、次の指標で測ります。
| 柱 | 指標 | 現状 | 目標(2027年3月末) |
|---|---|---|---|
| 柱1 | AIで検索できる社内知識の件数 | 10,987件(2026年9月26日時点) | 15,000件 |
| 柱1 | 自動で収集、要約、登録する記事の数 | 1日 約60件(2026年9月12〜26日の実行記録) | 1日 約60件を維持 |
| 柱2 | 運用している自動化と省力化の仕組みの数 | 59(10分野。2026年10月時点) | 70 |
| 柱3 | 運用ルールの定期的な見直し | 毎週と毎月、実施している | 継続して実施 |
| 柱4 | 自社の実践をもとに発行するニュースレターの購読者数 | 1,044人(2026年10月11日時点) | 1,500人 |
| 柱4 | 自社の実践をもとに公開している診断ツールの数 | 2(AI活用現在地診断、DX現在地診断) | 3 |
本戦略は、2026年10月11日の代表社員の決定に基づき、公表しています。
制定日:2026年10月11日
合同会社ODAJI 代表社員 小田島 耕治
